黄鉄鉱の光輝を損なわない保存を考えるため、保存方法ごとの経年変化を観察します。
❏黄鉄鉱について❏
ちいさなスペイン産黄鉄鉱の六面体結晶を3個用意しました。これで3パターンの保存方法を比較します。下処理として表面は軽く磨き、無水エタノールで指紋を拭き取ります。
3つのサンプルはそれぞれ、
A 普通のサムネイルケースに収納。よくあるプラスチック製のケースで、密閉性は無し。ケースに固定せず、結晶をそのまま中に置いただけの状態。
B シリカゲルと共にチャック付きビニール袋に封入。袋は念のため二重に。シリカゲルは食品の保存用などとして一般的に売られているもの(新品)。せんべいの袋に入っていたものの再利用ではない。
C 新聞紙に包む。一昨年くらいの日経新聞。
これらを全て、机の木製キャビネットの引き出しに入れて経年変化を観察していきます。日本の関東地方での実験です。開始日 2018年7月8日
このエントリーに追記という形で経過観察を記載します。観察の間隔は半年毎を考えていますが、様子を見ながら適切なタイミングを掴んでいきたいと思っています。